6月15日、昨年に引き続き、学校と地域が共に学ぶ場「たのめの里 教育の日」を開催しました。この「たのめの里 教育の日」は、新学習指導要領を視野に、学校を地域コミュニティーの核と捉えた、地域学校協働活動としての先進的な試みです。地域の方21名が「中学校1日体験入学」に参加し、入校式、中学校教師による授業講座、地域と生徒が共に学ぶ授業、給食、青春プレイバック、清掃を体験して交流を深めました。
1時間目の数学では、「数の並び方の規則性」という題材で、この世界に潜む数学の美しさについて学習をしました。数学の世界にはまり込んで授業に取り組んで頂き、授業を行わせて頂いた私も大変楽しい1時間になりました。また、2時間目の理科の授業では、2年生が体験入学の方とペアになって、顕微鏡を使った「ミクロの世界」の観察の授業を行いました。
3,4時間目は、講師の方を招いて、「手話」「短歌」「御柱祭」「伝説と民話」の4講座を開き、中学校生徒と1日体験の地域の方とが一緒に講座を受ける試みを本年度は行いました。各講座とも講師の先生方が工夫を凝らし、非常に興味深い講座を開いてくださり、有意義な時間を過ごすことができました。
給食では、ほたる祭りのこの時期に合わせ、「ほたるバーグ」をメインにした給食を味わいながら1日入学生の皆さんは、中学校時代の給食について、思い出話に華が咲いているようでした。
5時間目は、「わが青春時代を振り返る」をテーマに、両小野中学校生徒会の司会のもと、1日入学生の方々に昔を思い出してお話頂き、中学生がお話を聞き知りたいことを質問する「語らいの時間」を設定しました。中学生の地域の方の話を聴く姿に、目の輝きがあり、とても印象に残った時間でした。
修了式を終え、クラスで校長先生より修了証を一人ひとりに渡して最後のまとめを行った際、1日体験入学を行った地域の皆さんは、本当にいい表情をされていました。また、生徒、職員にとっても、地域の方と一緒に学習したこの1日は大変貴重な日となりました。
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